海賊のスープと山賊のスープ

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わたしも同居人も在宅仕事で作業が詰まってくると料理をしている時間がなく、かといって毎日お惣菜やお弁当というのもしんどいので、大体鍋を作っています。
鍋いいよね、野菜いっぱい食べられて、あったまるし栄養も取れるし。

という感じで鍋生活をしていたんですが、ある日、近所の友人の家で「鍋をやるからおいで」と呼ばれて、その時、気づいたのです。
何か違う。
友人宅の鍋は、電熱のコンロの上に土鍋を置いて、野菜やお魚が彩りよく、バランスよく並べられている…。
お皿にも、ほどよい大きさに切った野菜やお肉が綺麗にお皿に並べられ、鍋の中身が減ってきたらちょっとずつ投入され、たまにお湯を差して、あつあつのをいただく。

これが鍋か。
だとしたらうちのは鍋じゃない。

まずアジ鍋を用意します。
これはわたしが一人暮しを始めた最初に買った鍋です。一人暮しの料理がどんなものかよくわかってなくて、「カレーをしょっちゅう作るだろう、カレーにはアジ鍋だ」と思ったからです。
カレーを作る時は、大抵ジャワカレー中辛のルーを一箱使います。九皿分です。一人暮しの時です。
もしかしたらこの鍋を使うところからして間違っていたのではないのか?
土鍋もあるんですが、選択肢にのぼらなかった。

このアジ鍋いっぱいに野菜や肉、もしくは魚を入れます。
だいぶ煮込んで、3日くらいかけて食べてるんですが、最終的には野菜が原形を留めなくなるくらいにトロトロになるのも美味しいです。
何の疑問もなくこの鍋を作り食べていたわたしたちですが、件の鍋会のあと、ふと、野菜を切りながら、どちらからともなく、
「この鍋……違うよね、なんか……こないだの鍋と……」
と呟いた。そう、何か違う。うまく言葉にできないけれどすべてが違う。

鍋を作る時は、二人でそれぞれ包丁を持って、一気に野菜などを切ります。
切れた端からバンバン鍋にぶち込みます。
この雰囲気知ってる。あれだ。体育会系の合宿だ。

「というか、これは鍋じゃなくてスープだよね」
「そうだね、何だか海賊とか山賊が作りそうなスープだよね」
野郎共! 飯だ! ってひげもじゃのむくつけき男がテーブルに叩きつけるように鍋ごと出すスープみたいな趣があるよね。
そういうわけで、お肉が入る時は山賊のスープ、お魚が入る時は海賊のスープと呼ぶことにしました。
写真は山賊のスープですね。豚肉が入ってます。あと大根とネギとごぼうと人参と長芋とサツマイモと豆腐とキノコ。
いつもは白菜も入るんですが、4分の1カットで250円くらいだったのに怯んで買えませんでした。99円だった頃が懐かしい。

山賊のスープ、栄養満点です。
おいしいです。
今煮込んでいるところなので食べるのが楽しみです。

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