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近況報告の歌

買った本とか日常のどうでもいい感じの記録。

「星へ行く船」

日常あれこれ

楽しみにしていたのにぼやぼやしていたら「星へ行く船」の方が二刷になってしまった。

星へ行く船シリーズ1星へ行く船

星へ行く船シリーズ1星へ行く船

星へ行く船シリーズ2通りすがりのレイディ

星へ行く船シリーズ2通りすがりのレイディ

うう装丁がすごいかわいい。好き。

新装版のニュースが出た時にTwitterでも言ったけど、私が「小説家になろう」と思ったのが新井素子先生のこのシリーズを読んだからなので、新装版(完全版)はとても感慨深いです。

コバルト文庫の時は竹宮恵子さんがイラストだったんだな。
そして、星へ行く船」の表紙が好きで好きで、なぞり書きしていた記憶がある。

初めてライトノベルというか少女小説というかに触れたのが、このシリーズでした。ラノベとか少女小説ってくくりにするのも何か違和感があるんだけど。
それまで子供向け海外文学集(ルパンとかシェイクスピアとかデュマとか)、家にあるドメスティック小説(モンゴメリとかバーネットとか)、児童文学(灰谷健次郎とか松谷みよ子とか)ばっかりだった小学生にとっては、ものすごい衝撃だったなという記憶。
ずいぶん昔のことなのにとても鮮明に覚えてるんだけど、風邪を引いて小学校を休んでた日で、雨が降っててじめじめした暗い夕方に、夕飯の買い物に行った母親がお土産に買ってきてくれたのが『星へ行く船』でした。だるくてこたつでうだうだ寝転んでいるところにコバルト文庫を渡された。
 
本編ももちろんおもしろかったんだけど、同時収録の「雨の降る星 遠い夢」の方がより衝撃でした。ガツンと殴られたっていうより、それこそ夢を見ているような、その時に熱があってぼうっとしていて、現実にも雨が降っていて…という状況も相まって、もう酔っ払ってるような気分になったのを本当によく覚えている。
自分の頭とか精神が深いところに引っ張られて潜っていってそこで映像を見ているみたいな感覚。すさまじい陶酔感が気持ちよすぎて、あれがなかったら今とは全然違う人生を歩んでいただろうなあと未だに思います。

あの頃から学校の「将来の夢」的なものには「小説家」って書くようになったんでした。それまではアイドルか漫画家になりたいって書いてた。ア、アイドル…。
結婚物語〈上〉眠たい瞳のお嬢さん (角川文庫)」とか「新婚物語〈1〉新婚旅行は命がけ (角川文庫)」を読んでからは「主婦をしている小説家」が夢になったはずなんですが、前半は叶わなんだ。
しかし私はなぜ小説家になろうと思っていたのに体育の学校に行った挙句デザインの学校に進んだのか? もっとこうちゃんと大学の文学部とかに行くべきだったんじゃないだろうか。って今急にはっとした。最終的に小説家と一応呼べる状態にはなったからいいんだけど。
あと百人一首を好きになったのも、レイディの「いかに久しきもんとは知りなさいよ!」の意味が知りたかったからだったなというのも連鎖的に思い出す。小学校の百人一首クラブに入りました。そこで覚えたのが坊主めくりと、上級生が貸してくれたCLAMPのまんがなんだけどその話は今はしなくていい。やめろ、東京BABYLONのドラマCDを丸暗記して学校で全キャラ演じ分けて友達に聞かせたとかいう話はやめろ!
 
ほんとやめよう。変な蓋が開きかけた。
 
今ちょっとじっくり本を読んでる暇がないので、ぱらぱらめくってみただけなんですが、一番懐かしい…! ってなったのが「れーこさん」のことだった。あゆみちゃんとか太一郎さんのことはやっぱり未だに記憶の表面の方にいるんですが、れーこさんのことはさすがに(主人公たちとか事務所の人たちに比べれば)そう頻繁に思い出すということもなかったせいだろうか。
初めて読んだのが小学生だったので、あゆみちゃんがすごいお姉さんに見えていたんだけど、そういえば十代だったあゆみちゃん。
新装版のカバーのあゆみちゃんがほんとすごくかわいくて、でも割と幼いな…!? と思ったんだけど十九歳だったんだなあ。作中で成人したとはいえ、かなり過酷な目に遭っている十代だな…。
まあ太一郎さんがあゆみちゃんのことかわいくて仕方ないわけですよ。
そんな太一郎さんを見ていた水沢さんもそりゃもうかわいくて仕方なかっただろうと、大人になった今は推察いたす…。

とにかく、宝物がいっこ増えたなーという感じです。


最近電子書籍ばっかりなんですが、これだけは絶対に紙版をリアル書店で買いたい、というよくわからない義務感のようなものが芽生えていて(そして初版を逃したという本末転倒?ぶり…)、で、近所の書店に行ってきたんですが、先日も書いたお店ですね。
新刊コーナーにも女性作家コーナーにもなくて、ちょっと前に出たこの本が

なぜか女性エッセイ漫画コーナーにあったのでもしやと思ったのでそこを見てもなく、最終的に「男性作家コーナー」に並んでいたのをみつけたのであの本屋はやっぱりアレだと思う。女性エッセイ漫画コーナーにあるのを見た時もひどいもんだなと思ったが本当にどうしようもないな。
カレンダーガールが出る時は発売日に神保町に行こう。