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近況報告の歌

買った本とか日常のどうでもいい感じの記録。

ダンガンロンパをクリアした(ネタバレ注意)

 

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

引き続きPSPは近所の人のうちに置きっぱなしなので、コツコツ通ってちまちま触って先日やっとクリアしました。
純粋に個人的な趣味での感想ですが(それ以外の感想というものがこの世にあるのかという話ですが)、システムは△、ストーリーは◎です。あとサウンドとキャラデザは◎×10でした。大好き!!
ダンガンロンパ オリジナルサウンドトラック

ダンガンロンパ オリジナルサウンドトラック

サントラをしばらくヘビロテで聞いているクマ。あの語尾について勝平がどう思ったのか聞いてみたいクマ。ネタなのかな、素なのかな。ネタかな…。
 
ボリューム的には一日二日でラストまで行けるし、枝分かれがまったくない一本道のストーリーなので二周目に行く必要もない感じ。ギャラリー埋めたいとかスキル埋めたいなら二周目移行だけど、それ以外にやりこみ要素がないので、若干「あれ?」ってなった。
システムがどうこうとかゲームがどうこうとか、ソフト側の問題というよりわたしの問題で裁判パートが非常に辛かったです。
下手なんだよ。アクション下手なんだよ。当たらないんだよ言弾が!
最初から犯人も手口もわかっているのに、学級裁判の難易度が高すぎてものすごいストレスが溜まる仕様。
あと普段リズムゲーをまったくやらぬわけでもないのに、マシンガントークバトルになると「あわわわわ」となってまともにボタンが打てなくなった自分に絶望しました。
裁判のシステムがもうちょっと自分好みだったらすごく楽しめたんじゃないかと思う…これはもう本当こっちのスキルの問題で。
推理ゲームだと思って買ったら推理をするゲームではなかったことにびっくりしました。
サウンドノベルに近い感覚のゲームなんですが、それにしては分岐がなくて代わりにミニゲームが入ってきた、みたいな。
逆に考えれば学級裁判は推理をするためじゃなくて話を進めるための障害、と途中から考えを改めたらなぜか言弾も当たるようになりましたわたし本当にプレッシャーに弱い。(苗木の)スキルが増えたおかげも勿論ありますが。
推理力ゼロでもクリアできるけど反射神経がゼロだとクリアできない難易度です。
でも普通の人はわたしよりはるかに反射神経があると思うので、難易度とか言って失笑を買うであろうことは予想に難くないのである。
裁判パートで心が折れそうになりましたが、最後の裁判になってやっと、「ああこのためのこのシステムだったのか…!」とすごく腑に落ちたので、文句を言う気は潰えました(笑)。
もうちょっとそれまでの裁判でも、ああいう感じの仕込みをしてくれれば、楽しかったんだけどなとは思う。
 
キャラはね、苗木が…苗木が…格好よくてヒイッっとなりながら遊んでました。
普段は自分の視点=苗木なんでヘタレっぽいイメージがあるんですが、グラが出て、特に机で目覚めるシーンの絵が、格好よく色っぽくて、おめー超高校級の平凡ってどこがだよみたいなツッコミ感が。でもまああの格好よさは高校生の格好よさなので我が理想とするところのスタンダートな超高校級の高校生ってことなんだろうか。なんだろうさ。
ラストの学級裁判でもうたまらん気持ちになりました。
こらみんな苗木が大好きになるわ。一生ついてくわ。
最近主人降格の一見凡庸な天才、というタイプにばっかりしてやられている!
あとみんな大好きだと思うけどわたしもさくらちゃんが大好きです。「朝日奈よ…」
 
以下はっきりとしたネタバレってわけでもないけど、ラストの展開含む内容についてなので畳みます。
 
 
やり始めてちょっとしてから「これは推理ゲームじゃなくて世界観を見せたいゲーム」と理解していたので、終盤の展開はきたよーきたよー(笑)! って感じでした。
王道ストーリーを照れなくやってるところがすごく好き。いろいろドストレートでした。
設定とか投げっぱなしの部分がかなり多いけど、これも制作側が確信的にやっちゃってるんだろうなあ、という風情も何かおもしろくて好きです。不完全なところを含めて完成形、という。本当に王道なので、ゲームに描かれていない部分をどう想像してもまるっきり的外れってことはないだろうし、まったく想像できないような描かれ方でもないし、あれこれ考えるのが楽しい。制作側がはっきり描写しない部分のせいで齟齬が出る、っていう感じでもなかったので、その辺のさじ加減も好きです。
ただ、わたしは露出している部分から見えない部分を想像するとか、世界観に手を突っ込んで探る感じを与えてくれる「敢えて描かない」っていうやり方が好きなんですが、「書いていない部分はない部分」って感じる人も多いのは知っているので、この辺りが受け付けない層も結構多いのかなとは思う。レビュー見ると世界観が中途半端っていうのも割と見かけて、妄想しない人たちには辛いのかなとか。特に、「推理ゲーム」って謳っちゃってると「はっきり答えが出ている」ということを期待して購入したユーザーも多かっただろうし。わたしもそうでしたが。
何を期待してこのゲームをやったかっていうところで、ものすごく評価が分かれるだろうな〜と思います。でもそういう売り方をしているので、そういう反響も作ってる方は織り込みずみなんだろうな。
 
何でマルチエンディングにしなかったんだろう予算とか時間の関係かしら、ってクリア直後は不思議だったんですが、要するにどうやっても世界観を見せたいがためのゲームなので、別のラストを作るわけにいかなかったのかな。
最近やるゲーム見るアニメが、妙に自分が子供だった頃の雰囲気(昭和の…)を醸し出していて、流行ってるのかな? と不思議だったんですが、もしかしてそろそろ自分と同年代の人がクリエイターの先鋒として働くようになったからなんだろうか。
自分にとっての子供時代って、思い出すとお腹の中がムズムズする感じで、それこそ世界の終わりや死ぬことについて、罪について人について友情について、とかを一生懸命小ちゃい頭で考えていた頃だから、そういうのと妙にマッチして、変な楽しみ方ができました。
pixivとか見てる感じ、中高生に受けがいい印象なところで、ときめきが止まらない。わたしの中の中二病も元気です。
しかしあちこちに昭和のネタがちりばめられているみたいなんだけど、コアなオタクがやるにはストーリーの中二レベルが初心者向けだし、リアル中学二年生がやるにはネタがわからないだろうし、その辺の制作のお遊びに関してはちょっと微妙な気分でした。
わたしは魂は中二病ですがオタクの知識は中途半端なので、wikiとか人に聞くまでわからんネタが多くて、でも妙なネタ振りがあるので「何かあるんだろうなあ」って感じた時、それが知りたいってよりは若干疎外感を覚えてしまった。
これも真性のオタクならわかって当然のネタで、リアル中二の人たちはわからなくて放置する感じだろうから、わたしの立ち位置が中途半端だったってだけか。
そしてその辺の引っかかりや感じたモヤモヤ含めてこのゲームが好きなのです、という話でした。説明しづらいな!
あと頑張って不健全なゲームを作ろうとしている健全な人たち、という印象になる制作側の存在もいとおしい。
これを不健全な脳の人たちが一生懸命作ってしまってたら、ダメなゲームになってただろうな〜と思います。希望って大事、っていうのがひしひし伝わってくるゲームでした。
 
卒業後の彼らとか、空白になってしまった二年間についてをずっと考えている。
あの世界についても、一年前に起きたことについても。
その辺はノベライズとかで補完してくれないかな〜、と思って、ひとまず設定資料集を注文してみました早く届かないかなっ。
 
全肯定で好きっていうのは、物語の外側の部分で難しいですが、自分の中の否定的な感情を含めて、総合でやっぱり大好きな作品です。