2000年1月22日の夢

 

 数年前まで住んでいた家に私は兄と住んでいる。ひどく暑い日で、兄は制服のカッターシャツにトランクスという格好をしていた。足は細くて毛が生えていた。
 暑いのを我慢できなかったのか、兄は狭い台所でかき氷を作っている。兄は暑いのが苦手な人だ。私は二階の自分の部屋から降りてきて、その様子を眺めていた。
 ふと気付くと、小学校に面した大きな窓*1のそばに、小さな犬と犬に似たいきものがいる。犬は本当に小さくて十センチくらいしかない。犬と犬に似たいきものが座っているのはぬかるんだ泥の中で、二匹とも泥を浴びてぐちゃぐちゃに汚れている。私は犬たちを飼いたいとぼんやり思うが*2、犬は本当に汚れていたし、小さすぎたのできっと長くは生きられないだろうと考えたら、二の足を踏んでしまった。
 
*ここで「私」は夢を見る*
 「私」は女で、漫画家で、しかも関■彦*3だ。
 女関■彦は、自分の漫画の1/4スペース*4に4コマ漫画を描いている。女関■彦は前述の犬を拾い、それを偶然通りがかった青年に見られ、心の優しい女性と見込まれて結婚する。その結婚報告4コマ漫画だった。女関■彦は、その自分の本を眺めながら、「私だって女としてだったら美人の部類に入るんだから、いい男を捕まえられてよかった」と思っている。
夢中夢終了*
 
 私は犬が飼えないことを悲しく思いながら二匹を眺めている。犬は腹が減っているのか、しきりに食べ物を捜すような仕種で、泥の中に顔を突っ込んでは、何も見つからずに鼻を鳴らしている。
 私が住んでいた家はかなり汚れていて、窓のところには腐ったバナナの皮が挟まっている*5。犬はそれに気付くと、鼻面を窓の間に押しつけて、むしゃむしゃと腐ったバナナの皮をむさぼり喰っている。
 私はその犬が畸型なことにその時ようやく気付いた。仔犬だと思っていたのは、犬ではない。犬にしては何かがおかしい。何がおかしいのかはっきりとはわからなかったが、私は初めて犬に嫌悪感を抱いた。
 このままでは、食べ物を捜しにその犬が家の中に入って来てしまう。その恐怖感と、腹を空かせている犬に対する憐憫の気持ちが混ざり合い、私はまだかき氷を削っている兄に気付かれないようにそっと台所に近付き、テレビの上に置いてあった伊達巻きとロールパンを二で割ってパウンドケーキを足したような食べ物を一巻き掴み、窓を開けて泥の中に放り込むと、素早く窓と鍵を閉めた。
 犬はすぐにそれに気付いて、しっぽを振りながら泥にまみれた食べ物をむさぼり喰っている。
 私はまたひどい嫌悪感を覚えて、その場を立ち去った。尿意を覚えていたのでトイレに行こうとした途中、来ていたらしい客*6と擦れ違う。客は、先にトイレに入ったようだが、結局使わずに出てきたらしい。
 私は不審に思いながらトイレのドアを開け、そのトイレや脱衣所、風呂場のあまりの汚さに激しく、身の毛がよだつほど嫌悪感を覚えた。
 
 この家も、私も、あの犬のようないきものと同じだ。
 そう思いながら目が覚めた。

 
心の病気だったとしか思えない夢ですね。
まあ今でも見てる夢はたいていこんなもんなんですが。

*1:前に住んでいた家は、リビングの窓の数十センチ隣が小学校の飼育小屋があるようなところに建っていた

*2:エレキたちの存在は夢の中ではなかった。それを言ったら親の存在もだが

*3:伏せてみました…赤いタロスの

*4:コミックスの途中にある、フリートークなどをする柱ですな

*5:実際はそんなことありませんでした。普通に片づいた家です…

*6:少しだけ顔見知りで、最近偶然再会した人

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