渡海奈穂の近況報告の歌

小説家・渡海奈穂の買った本とか日常のどうでもいい感じの記録、たまに宣伝。

ヤツらの基地を探せ!

日曜日、オンリーイベントに行ってきた。一般です。好きなサークルさん目当てに行ったんだけど、会場に着くまでそれが何オンリーかも知らなかったわたし…。
いやジャンルはもちろん知ってたんだけど。「やけにこのカップリングが多いなあ、はやりなのかな」と思いつつ、お目当ての本と、ついでにあれこれ見て回って気になる本を買って、ほくほくで会場を出た後に、ふとカタログ見てそもそもそれがカップリングオンリーイベントだということに気づいた。ああなるほど、そのカップリングばっかりなはずだよ!
しかも「このキャラならこっちが受けでこっちが攻め」って自分で何となく思っていたのと逆カプイベントでした。何でも読むので何でもいい。おもしろければ。
↑こんなふうだから、カップリングにこだわる人の気持ちがわからなくて、ときどき他の人の嫌がることを言って申し訳ないことになるのだ。気をつけます。
 
夕方から、お友だちと落ち合う約束をしていて、ちょっと間が空いてしまうのでどっか喫茶店で原稿でも…と思っていたのに、うっかり古書店に掴まってしまいました。
逆上して、途中から記憶がなくて、気づいたら、二重になった紙袋一杯の本が…。
昭和三年に発行された社会主義思想のテキストと、同じ年に発行された聖書関連と、超能力が使えるようになるらしい宗教のテキストと、あと他に読み物何冊か。
社会主義のやつは、時代柄ものすごい検閲を受けていて、大量に「××××××」って伏せ字になってたんですが、エンピツでちゃんと伏せてた部分の文字が書き加えられていたりで生々しいです。一生懸命勉強してたみたいなのに、どういう経緯でこれを売ることになったのかしら…って考えたり、夢は広がる一方です。
超能力は、全部読んだら使えるようになるかしらと思って買ってみたんですが、そもそも無理、その修行無理、らめぇ! って感じなので実践は控えようかと思います。
政治も宗教もわたし自身はまったく何の思想も持ってないんですが、そういうのに誰かがかける情熱について考えるのが好きです。萌えの追求みたいなもんで。まったくオタクは何で自分フィールドに持っていきやがるぜ。
すごいどうでもいいんですけど、社会主義のテキストには読んだ人が感銘を受けたらしい部分に傍線が引っ張ってあったり、言葉が書き加えてあったりしたんですが、現代の大学生が売っぱらったらしい教科書には「それがあなたとわたしのdestiny♥」みたいなポエムが書いてあって、「そ、そうか、destiny♥か…」と何となく感慨深かった。
この教科書が、六十年後とかにもまだ古本屋さんにあって、その頃のわたしのようなオタクが「それがあなたとわたしのdestiny♥」を読んで戦慄したりするかもしれないんだなあ。
感慨深いです。