渡海奈穂の近況報告の歌

小説家・渡海奈穂の買った本とか日常のどうでもいい感じの記録、たまに宣伝。

愛と悲しみのはてに

あなたは一体何が不満なんですか?
どうしてそんなことばかりするんですか?
 
先生、どうしてあなたはまたわたしの前から逃げ出すんですか!
 
…今日も目が覚めたらおうちにぺもた先生がいらっしゃいませんでした。
もう三度目だ。さすがにわたしも余裕が出てきた。しかも昨日の今日みたいなもんだ。別に心配なんてしないで蒼炎やるさ、とコントローラ握る。
 
夜になっても現れませんでした。
またか! またなのか!
半泣きであちこちに潜り込み、棒をつっこんでみたり、光を当ててみたり、前回いた冷蔵庫の下を集中的に捜してみたりしたんですけどね。
押し入れの中もまたひっくり返しましたさ。ベッドの下も綺麗になりましたさ。ついでに企画用に本棚の写真を撮ってみたり(余裕の演出)。
家中捜してもどうにもならんので、また式部さんに泣きつきました。前回式部さんに電話した直後にみつかったので、今回もそうならないかしらと思いましたが、結局式部さんが家に来てもみつからず。
一緒にあちこち捜した後、ここは昼間も見たしなあ…とソファをひっくり返してみる。ソファと言っても、使ってない布団を三枚使ってソファっぽい形を作り、布をかけただけのソレです。
やっぱいな……あれ? 何だこの綿。何でこんなにもっさり布団の綿が掻き出されてるんだ?
と思った瞬間、いた! いたよ! 白いの飛び出たよ!
慌てて手を伸ばすがぺもた素早く、式部さんとふたりしてわーわーしながら数分かけてやっと捕まえる。
 
布団は噛み破られ、綿は糞まみれでした。布団の中に、すてきな巣ができあがっておりました。
……そうか……おまえ、そんなにわたしが用意したおうち嫌か……。
 
もちろん、前回の轍を踏まないよう、気をつけてたんですけどね。新聞紙を伝って外に出たみたいだから、紙が衣装ケースのてっぺんに届かないよう工夫したりしてね。
しかし、今度はおうちの上にかぶせておいた布をどうやってかおうちの中に引きずり込み、それを伝って脱出したようです。
どんどん知恵をつけていくよ。
式部さんが「今度逃げたら、ちんにケージに入れられちゃうよ!」と言っていたが、そうか、ケージに入れれば逃げることはないんだよね…。
次に脱走したら考えます。しかしもう逃がさない。
とりあえずきっちり金網と紙で蓋をしてみた。今回なぜかすべての部屋のドアをハンパに開けてしまっていたので(前回は寝室と仕事部屋とDKだけ繋がっとった)、まさしく家中捜しまくりました。もうくたくた。
 
そして今日も一日何も手につかなかった。蒼炎、どうしてもセネリオが死にやがる畜生、と思っていたら、ぺもた先生がみつかった瞬間苦労したのが夢のように簡単プーでクリアできました。頭が働いてなかったんだなあ。
捜している間、頭痛がひどく、熱も出ていたようなんですが、みつかった瞬間収まりました。前回もこんなだった。緊張がすぐ体に出るよ。弱い心だよ。
 
もうちょっとしっかりしよう、飼い主的に…。