渡海奈穂の近況報告の歌

小説家・渡海奈穂の買った本とか日常のどうでもいい感じの記録、たまに宣伝。

腰がこわい

今年の一月から、実はひっそり学校に通っておりました。
とりあえず今月で終了。もうちょっと勉強したくなったらもう一回通おう。
何の勉強をしてたかははぢかしいので秘密ですが、授業はすごく楽しかったです。運よく尊敬できる先生の講義を聴けたので、えらいためになることがもりもりと。
飲み会とか、ゼミとか、いろんな意味で楽しかったな〜。
そう、いろんな意味で…。
 
生徒にはまだ十代の人から会社定年退職してやりたいことやるために学びます、みたいな人まで混ざってて、そういう人たちと話すのはおもしろかったです。ほんと世の中にはさまざまな人がいるよ。
一回大変気まずいことがありました。わたしの母よりも年上、五十代の女性がクラスメイトにいたんですが、飲み会の席で、「最近小説を書いていて……」みたいなことを話してくれたんですね。
「どういうのを書いてるんですか?」って聞いたら、きらきらと輝く瞳で、「知ってるかしら、最近流行ってるんだけど、男性同士の恋愛を描く……」
 
飲んでたウーロンハイ吹くかと思った。
 
取り繕って、「へー、そういうジャンルもあるんだー」なんて無邪気なふりを装いました。
すると彼女が続けて、
 
「そうよ、ジューンって言ってね」
 
ジュネ! ジュネだよ!!!!
とツッコみたい心を、とりのなんこつあげと共に必死で飲み込みました。
彼女はそれから延々、きらきらした目で「でもわたしは今の流行みたいなくだらないホモエロではなく、人間としての心の交流を描きたくて云々」などというようなことを熱く語っていましたが、途中から半分聞いてませんでした。ごめん。
 
明日池袋で会ったらどうしよう、というのが猛烈な悩みです。