渡海奈穂の近況報告の歌

小説家・渡海奈穂の買った本とか日常のどうでもいい感じの記録、たまに宣伝。

ひさびさですな

九龍妖魔學園紀 通常版

やっと9thクリア。
レベル上げにいそしんだおかげか、ボスを五秒で倒した…あれ、もしかして上げすぎたか? まあいいや。
ひさびさに学園モードになったら、八千穂が俺のこと「けーちゃん」って呼んでる。けーちゃんか。賢太郎だから「けんちゃん」の方が据わりがいいけど仕方ないか。
 
と思ったら、取手は俺のことを「けっちゃん」と呼んでいた。
 
けっちゃん。
 
何か尻を狙われている気分でものすごくよくない。
 
ところで10htに入った日の午後だ。
皆守のことだ。
ネタバレになるから以下注意だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
クラス中の奴ら、先生までも、俺の名前を呼びながら熱烈に詰め寄ってくる。
皆守が大丈夫かと訊ねて来るので、とりあえず愛を籠めた目でみつめてみた。こんな時でもお約束をしないではいられない関西人の血がみなぎる俺だ。
皆守は俺を見て「そうか」と冷静に頷いた。「そうか、別の意味で重症だな」
 
酔うとしたら君に。
 
騒ぎが収まった後、皆守が珍しく屋上に誘ってきたので付き合う。今日は昼間からしょんぼり気味だったので、何を言い出す気なのかとわくわくしてしまった。
そして、将来はどうする気だ? と非常に高校三年生らしいことを訊ねて来るので、ちょっと考えた後、「カレー屋になりたい」と答えた。
するとあいつは「おまえが調理専門で、俺が注文つけるだけなら付き合ってやってもいい」と、
 
別に俺ひとこともそんなこと頼んでないのに
 
おまえは本当に俺のことが大好きだなあ。
 
本当に店を始めたら、呼んでもいないのに普通に居座っていそうで、想像してちょっと怖くなった。
きっと近所の主婦たちに指をさされ、「あのカレー屋さん、男夫婦がやってるのよ」とささやかれることだろう。