渡海奈穂の近況報告の歌

小説家・渡海奈穂の買った本とか日常のどうでもいい感じの記録、たまに宣伝。

あなたの町のテケテケさん

何の話題の時にそうなったのかは忘れたけど、友だち三人くらいといる時、「みんなの学校のテケテケさんはどんなだった?」と聞いたら「うちはテケテケさんはいなかった」と言われてびっくりしました。
うちは小学校の時、運動会で四年生から六年生まで縦割りでスウェーデンリレーをやるから、その顔合わせのために六年生が四年生の教室に来ることがあって、その時六年生から学校に伝わる七不思議を教えられるのが慣例でした。
そん中にテケテケさんもいた。
あとは、

  • トイレのドアに「まる書いて十字架書いてトントン」ってノックすると返事がある
  • 階段の踊り場の天井に赤ちゃんを抱いたおばあさんの影
  • 体育館の舞台下の通路を数人で走ると、最後を走る子がバレリーナの霊に足をかけられて転ぶ
  • 赤いトイレットペーパー・黄色いトイレットペーパー

あとこれは別に学校の怪談じゃないんだけど、

  • さっちゃんのバナナ
  • 午前二時に鏡を見ると自分の死に顔が見られる
  • リカちゃんの電話

とかも定番だった。もっとあったけど思い出せない。
 
学生の頃って、こういう都市伝説みたいな怪談がはやってて、わたしも人に聞かされたり、人に聞かせたりしたものでした。割とものすごく恐がりなんですが、恐がりだから怪談が楽しいんだろうな〜…。
午前二時に〜の話は、途中で発展して小咄になっていた。「自分の死に顔」じゃなくて「結婚相手」に変化して、さらに「午前二時にとある女性がお風呂に入って脇毛を剃っていたら、何となく覗いた洗面器に見知らぬ男が映っていて、びっくりした彼女がカミソリを洗面器に落としてしまった。数年後、彼女が結婚した男には顔に傷があり、彼女が「その傷どうしたの?」と訊ねると……」というやつ。わたしはよくふたり一組になって、話を聞いてる子の後ろに回って「おまえのせいだ!!!」と叫んでいました。
この頃の怪談は、話自体の怖さよりも、そういう脅かすテクニックの方が重視されていたような。来るぞー、来るぞー、来たー!! みたいなドキワク感がくせになってた気がします。
 
この歳になっても怪談好きなわたくしですが、根が小心者なので、ちょっとそういう話を見たり聞いたりするともうひとりでいるのが怖くなる。
ゆうべ、またちょっと怖い夢(いやちょっとじゃなくてかなり)を見たらもう眠れなくなって、具合まで悪くなって悶絶しながら朝日が出るのを待ったよ。
夜が明けて昼を過ぎても怖かったので、無理矢理式部さんを呼び出して踊るの上映会をしました。
最終話まで見たら全然怖くなくなりました! 萌えってすばらしい。というか室井さんのかわいらしさに萌え殺されそうで怖くなりました。あ、あの生き物は何だ! 何度見てもそう思う。青島を思う気持ちが一途すぎて、査問会の時など「あんた…そんな公衆の面前で告白しちゃ…!」とはらはらしました。
 
何度か悲鳴を上げた。
 
いけないねえ、いい年した男たちがいちゃいちゃしてるのはいけないねえ。
というか青島の無神経小悪魔ぶりと、室井さんの純粋な恋心が切ないです。青島はさあ、誰と一緒でも適当に生きていけるけど、室井さんは青島がいないともう生きていけない体だよ。
って前にもどっかで書いたデ・ジャ・ヴ。
次はスペシャルを見ます、ああやっとわたしの最愛の賢太郎が出ますよ! 映画なんか何度見たことか。
 
都市伝説から始まっても萌え話で終わる自分の脳が一番切ない。