ThinkPad T420にメモリ増設+SSD換装してみた

アイソレーションキーボードが採用される前の最後の機種だったので、何年か前に中古で購入したものです。
24インチのモニタに出力して、RealForceとマウス繋いで使っていた。

東プレ REALFORCE 108UBK / 変荷重キーボード / 静電容量無接点 / 108キー / USB SJ08B0

東プレ REALFORCE 108UBK / 変荷重キーボード / 静電容量無接点 / 108キー / USB SJ08B0

↑これないと本当小説書けない一品。
BenQ モニター ディスプレイ GL2460HM 24インチ/フルHD/TN/HDMI,VGA,DVI端子

BenQ モニター ディスプレイ GL2460HM 24インチ/フルHD/TN/HDMI,VGA,DVI端子

↑モニタは安いのでいいです。

ThinkPadT420のスペックはこんな感じでした↓

CPU:Core i5-2520M(2.5GHz)
メモリ:4GB
HDD:320GB
OS:Windows7 Home premium

なんかすごいバランス悪いな。
今回換装するまでHDDを500GBあると思い込んでました。全然足りたけど。

これで小説書いて、同人誌の本文をInDesignで組んで表紙をPhotoshopIllustratorで作って、ってやってて、しばらくそこそこ動いてたんですが、こないだのJ*GARDENの再録本作ってた時にもはやデータ1枚開くために五分とか掛かるようになり、一太郎も頻繁にフリーズするようになってしまったため、そんな場合じゃないけど手を入れることにしました。
新しいデスクトップマシンを買おうと思ってカートにまで入れてあったんだけど、筐体がでかくて二の足を踏んでいた…。

ちょっと前に一度メモリ増設を試みたんですが、不良品でPC起動するとビープ音鳴ってメモリ認識しなかったので泣く泣く返品したりしてた。

前回8GBでいいかと思ってたんですが、今回は思い切って16GBにすることに。

シリコンパワー ノートPC用メモリ 204Pin SO-DIMM DDR3-1333 PC3-10600 8GB×2枚組 永久保証 SP016GBSTU133N22

シリコンパワー ノートPC用メモリ 204Pin SO-DIMM DDR3-1333 PC3-10600 8GB×2枚組 永久保証 SP016GBSTU133N22

DDR3まだ余裕で扱ってんだな。
2GB×2を8GB×2に差し替えたらすんなり16GB認識してくれた。前回の苦労は何だったのだ…。
前回認識しない認識しないって何度も差し替えまくったので、キーボードを外すのも手慣れたものでした。

で、Win7が32bitだったので16GBと表示されていようが使えるのは3GBまでなわけで、Mac用に買ったWIN10にアップグレードしなくてはならぬ。
…してから気づいた。32bitをアップグレードしたって32bitにしかならないのだ。
クリーンインストールすべきであったと気付き、じゃあついでだしとHHDもSSDに換装することにする。
最近はSSDもかなり値下がりして、昔は耐久性があんまりって言われてたけど最近のはなかなか長持するらしいので、ピュッとこちらをAmazonで注文。

HDDからSDDに換装する時にクローン作るのに苦労するってみなさん口を揃えておっしゃいますが、WIN10をクリーンインストールする羽目になったのでその苦労は味わあずにすんだ。
その代わり、一から環境作り直しなんですが、わたしそもそも定期的にOSクリーンインストールする派閥に属しているので別に苦ではなかった。
そんな場合じゃないのに時間取られてしまったのがアレですが…(みんな時間取られたくなくていちいちクリーンインストールしないで環境をクローンで移行するのだと思うが)。

そして取っ替えたHDDが余ってしまうので、これを買ってみる。

剝き出しのHDDをケースに入れ…ようとしたら、ネジが邪魔で入らない。7mm厚も9mm厚もいけるって書いてあるのに。
仕方ないので四方のネジを外して手で押さえたままケースにねじ込むという乱暴なことを実行…でもまあネジで留めるのと同じことですよ。
SDD500GBあれば私の使い方なら充分なんですが、もったいない気がしたのでこちらを外付けHDDとして使用することに。
すでにSDDに作ってあったDropboxフォルダをHDDに移動してしまおう。

などと思ったのが運の尽きで、データ移行にすさまじい時間が掛かりました。
途中で「残り24日(※24時間ではない)」と表示された時は気を失うかと思った。
まあPCではよくあることで、ちょっと待ったら9時間とかになったんですが…。
それでも9時間。しかたなくサブノートとポメラで作業しつつ9時間じりじり待ってデータ移行完了。
SDDに入れといた方が速い気がしないでもないが、やろうと思ったことをすべて完遂できて満足です…。

何はなくとも一太郎ATOKEvernoteとscrivenerを入れて執筆環境を整える。あとKaspersky
ATOKには各種辞書をセット…したんですが明らかに前の環境より辞書の数が少ない…基本広辞苑があればいいんですけど、物足りないのであとでちゃんと探そう。
IllustratorPhotoshopInDesignもインストールしてためしに立ち上げてみたら、インデザなんてアイコンクリックしてからトイレ行ってお茶淹れて帰ってきてもまだ読み込み途中だったのが、二十秒で起動するようになっておりました。
イラレとフォトショは十秒かからない。
当たり前かもしれないけどすごく感動しました…一太郎も当然速い。

あとはコツコツいらないアプリを削除して、必要最低限のものだけ残し、何とか以前と同じ程度の環境作成完了。
いまのところ本当快適で、フリーズで苛々することもソフトが立ち上がらず再起動を繰り返す必要もなくなってストレスがだいぶん減りました。っていうかなんでとっととやっておかなかったのだ。
(まだ使えるデスクトップマシンを捨ててしまったのをずっと悔やんでいて、新しいマシン買うのが口惜しかったせいが実は一番大きい)

小説書いたりちょっとしたデータ作る分ならこれで充分なので、あと数年は古いThinkPadで戦おうと思います。

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ここ1週間くらいで買ったまんが

前に「ドラマ化してほしい!」って書いてたんですけど本当にドラマ化して嬉しかった。
若君はジャニーズがいいなと思ってたんですが若干解釈違いの野生児っぽい若君でちょっと戸惑った…けど、脳内解釈と違うっていうだけでこの若君はこの若君で何か野良っぽくてよい。なんとなく、ゴルフの何とか王子の何年か前に似てる。
唯はすごく! 唯だ! 唯だな!
一緒に見てた友達に「原作だともっと雑なんだよ」って言ったら「こ、これ以上に……!?」とおののいていた。これ以上です。ドラマの唯ちゃんは全然可憐だ。可憐だけど眉の手入れちゃんとしないでおいたり、脚開いてたりしていてすごく嬉しい。
あと体がね〜〜〜細くていいね〜〜〜20歳過ぎらしいのでwikiで見て勝手に不安になってたんですが、全然女子高生の体してたのですばらしいです。腰周りと太股はね、どんなに顔まわりとか着ているものとか立ち居振る舞いでカバーしようとしても20歳過ぎると「女子高生」ではなく「女子高生のコスプレ」になってしまうので、女子高生役は女子高生の当たり判定がある年代に演じてほしい派閥です。
男子もだけど…。
ドラマで唯之介が鼻血出してないのはちょっと残念でした。
でもテンポよくて映像も好みで、唯は可愛いしおふくろさまがともさかりえってどういうことだよと思ったけどすごくおふくろさまだったし、よかったな〜。
原作の方はとても佳境な感じで、若君の言葉少なだけど唯のことをすごく思ってる感じ、唯の軽薄に見えるけど本当い若君が好き! っていう感じが可愛くて切なくて、先が気になりすぎます。
タイムパラドックス的なものはあんまり考えないのか、あとでドカーンと(写真の時みたいな変化が)来るのか、その辺はどっちでも楽しそうだな。
それにしても絵がね、すごく、森本梢子先生の絵が好きで、以前青木光恵先生が(勝手にお名前出してすみません)森本梢子絵について「萌え線をなぞっている」と、とても的確な表現をされていて、それ以来わたしの中で「萌え線をなぞる…!」という神の手業を持つ匠が信仰の対象なんですが、森本梢子先生はその最たるものです。
シンプルな線なのに、世にある無数の線の中から萌えるところを抽出して表現している…。
全然関係ないけど森本梢子先生の漫画で一番好きな男子は緒方先生です。

花子かわいい。
最近気付いたんですけど、pixivコミックなどで食漫画をあれこれ読んでて、好きなもののなかに「女一人でおすしを食べに行く」というのもあって(ごほうびおひとり鮨)、読んでて楽しいんだけど別に寿司食べたくはならないんだよな。
対して肉ですよ。肉は食べてる人を見るたびに「肉…食べたい…」って打ち震える感じなので、わたしはよっぽど肉が好きなんだなって思いました。
なので肉女楽しいけどお腹辛いです。
あねおと好きとしてはまりあちゃんちがとても気になる、気になるがあそこちゃんとうまく行くのかな…まりあちゃんが欠片も弟を意識してない、色々開けっぴろげすぎるので恋の方向に行けるのかとハラハラしてましたが、おまけ漫画を見たらあ「あ、いける…のかも…?」と思えてきた。
それにしても肉食べたい。いろんな人と、肉食べましょう肉、と言ったまま全然外に出られてないので、肉に行きたい。行きましょう誰か。今の仕事が終わったら…。

金魚妻 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

金魚妻 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

金魚妻 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

金魚妻 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

バナー→試し読み→購入というまた非常にわかりやすい流れ。
不倫物とか浮気ものとか、男女のゴタゴタオムニバスは読んでる時は楽しくてゴシップ的に先が気になるけど、何度も読み返すといえばどうか…? と電子で買うのに少し二の足を踏んでいたんですが、やっぱり先が気になるので買ってみた。
2巻に金魚妻のその後があったので買ってよかったです。しかし店主大丈夫か? 一度浮気したやつは絶対二度目もあるぞ? と思ったけどさくらちゃんは親公認のしたたかさを持っているので、何かあっても慰謝料と養育費をがっぽがっぽ取ってから立ち去るだろうから安心か。担保の店も商品もあるしな…。
女性の体のラインがものすごく好みで、特にスレンダー+小振りの乳の形がすばらしかったので「おっ」と思ったら女性作家さんだった。女性作家さんでも、男性視点で女体が好きな人と、女性視点で女体な好きな人に別れていて(と勝手に思っていて)、今回は後者っぽくて(と勝手に思ってるだけで実際は知らんけど)、そもそも絵がとても綺麗なので眺めているだけで楽しい御本でした。
お話は金魚妻が一番好きなんですが、妻の好みとしては見舞妻が一番でした。
出前妻は、元彼女の勘違いだったら寝取られ的に最高だったんだけどな。お話としてはこういう落ちの方がすっきりしてるから本当に萌え視点の感想ですけども。
私は深いNTRの病を患っていますが、弁当妻より出前妻の方がNTR満足度が高かったよ。

表紙を見た時なぜかファンブックだと思ってしまった。なぜだ。
中身も、脇役小咄連続、という感じで本編の横で楽しむみたいな感じだった。ちょっとずつ読み進めるのが楽しかった。
羽海野チカさんの漫画を読んでいると、打ち明け話をしてくれたと思ったのにあともうひとつ深いところにある秘密までは教えてもらえなくてもどかしい、という場面がたびたびある。漫画のシーンではなくて、読んでる私の気持ちのことです。
すごく真剣に話してくれているのはわかるけど、最後の最後でふわっとはぐらかされる感じがして、「聞く準備はできてたのに…!」と焦れてしまう。
照れなのかあえての作風なのかはわからないけど、そこに作者自身の少女性のようなものを感じる。ってすげぇ気持ち悪い表現だなすみません。
「嘘は言わないけど絶対に踏み込ませない自分の中の領域」があるのが、すごく潔癖な少女っぽいなと、どのキャラクターを見ていても思う。桐山君にとくにそれを感じる。桐山君(や他の登場人物)が女々しいとかいう話では断じてない。要するに私は少女が好きですという話です。
隠されていることで余計に深みを感じるおもしろさだな。とこれもまた勝手に思ってます。

あちらこちらぼくら (ビッグコミックス)

あちらこちらぼくら (ビッグコミックス)

モブサイコ目当てでインストールしたマンガワンアプリで読んで、先が気になって買った本。すっ、すごい、すごい好みの男子高生まんが…!
距離感がたまらない。
でもこれBLになっちゃったら今感じてる楽しさからはちょっと外れるな、と思ったんですが、逆に一般誌でBLにはならんかな。そうでもないかな。
男子高生は、恋愛沙汰になるのもいいし、決して恋愛にはならないけど恋人とは違う形で固く結ばれてるのもいいし、作品によってそれぞれ萌え処が違うのである。
セックスするよりエロかったり萌える関係性があるのだ…。
ってここまで書いといて何ですがこの二人が付き合いはじめても全然いけるわごめん。エロでもいいわ。全然ごはんがおいしいわ。

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最近買ったまんが

hontoで買ったんですが、18禁版というのがあったのでそっちを買ってみた。
年齢制限ついてる方が消しが少ないとかなのかな? そうだよね? わたし間違ってないよね。
最近は電子書籍がそういう感じになってるんだなと妙に感心した。
大変よいご本でした…!
エイトがアホじゃないのにアホ美人のうえに男らしくてよかった。
あと右拳と左久良がいちゃいちゃしてるのを見て声も出ないほど興奮している様子がなんかすごい好き。
モブおじさんになりたい。付き合う前だったらモブおじさんが乱入するのも見たかった。左久良が怒って世界が終わるから駄目か。

最近のBLのエロで、割と男性向け寄りのものが増えてきた気がするので嬉しい。いや最近っていうか割とっていうか結構前からそうだろうけど。
同人誌でも構図とか台詞が男性向けっぽいのをよく目にするようになって、そういうエロ本が好きな身としては大変幸福なことである。
センチメンタルボーイズラブを読みたい時と、赤ちゃん♥できちゃう♥系のBLを読みたい時がある。センチメンタル赤ちゃん♥できちゃう♥BLもいいです。
わたしすごい乳首好きなんだなって最近すごく思いました…。
よい乳首まんががあったら教えてください。
 

今ドライの途中までコツコツ読んでる。
アニメの最初のstay night→zero→UBWと順調に視聴していって、雪下の誓いがタイミングよければ観られるかなあ、ということで予習。
FGOのイベントでイリヤコラボはやってたんだけど、話は全然わからなかったので(そもそも本編と違う話みたいんだったので)いろいろわかっておもしろかった。
小説も色々買ってるので読むの楽しみです。
順番がよくわからんけどそもそも順番とかないっぽいので(そうなの?)適当に読んでいく。
マーリンチャレンジ爆死しました。一人いるからよい。

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ねこの話をするとしよう(4)

eleki.hateblo.jp
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f:id:eleki-com:20170917002733j:plain
寝てる写真が多いのは、ケイティは写真が嫌いみたいで起きてる時に携帯電話を向けると逃げてしまうからです。


そういうわけで、ケイティの病気、日頃頑丈な式部さんの霍乱*1、プチオンリーの準備と割と怒濤の一年でしたが、わたしにとって厄介なことがもう一個ありました。
twitterやこの日記を読んでる方にはお馴染み、マンションの真下で行われていたコーヒー屋の焙煎問題です。
ちょうど手術入院した2014年に割と深刻に揉めていて、どうにか焙煎を中断してくれたと思ったら、2016年の秋になってしれっと再開しだした。
はっきりは書かなかったかもしれませんが、コーヒー屋は本当に同じマンションのわたしの部屋の下で行われていました。
うちが二階で、コーヒー屋が一階、一フロアに二部屋しかないマンションなので、逃げ場がない。
あれだけ揉めたのに何の連絡もなく焙煎を再開したコーヒー屋に、その報告もしてこなかった仲介業者に、ああ世の中自分のことしか考えないちょっと頭のアレな方が勝つんだな、戦ってもこっちが消耗するだけだなと悟って、引っ越しを決意した。

野焼きをしてるような臭いで充満していた当時の部屋は、ケイティの家まで徒歩4分くらいでした。
その前は徒歩30秒のところに住んでいたので、「あっ、ケイティに会いたい、今すぐケイティに会わねば死ぬ!!」と思った時に、4分のタイムラグがあるのがしんどかった。
4分くらいいいだろうと思われる気もするんですが、30秒だと夜陰に紛れてパジャマにコート着て移動とかもできたけど、4分だとそうもいかない。
いや30秒だって外にパジャマはやめろという話かもしれんが。

引っ越し先がうまく見つかるかはわからなかった。
ちょうど周辺の開発が始まっていて、新しいマンションがバンバン建っている時期で(そのためにわたしも前の前のマンションを追い出された)、ケイティの家の近くにうまく部屋が見つけられるかかなり不安だった。
わたしはもう本当に、とにかくケイティと少しでも長く一緒にいて、何かあった時にすぐに飛んでいける体制を作りたかった。

というわけで、式部さんに土下座しました。
ケイティと一緒に暮らさせてください。
ねこと暮らせる広い部屋に、一緒に引っ越してください、と。

などという事情を経て、わたしは今、ケイティと一緒に暮らしているのです。
朝も昼も夜も、同じおうちの中にケイティがいるのです。

寝ても醒めてもねこが一緒で、このうえない幸せです。
離れて暮らしていた頃も、勝手に「うちの子天使」とかいってケイティの写真を公開してましたけど、本当は今まで、全然「うちの子」ではなかったのです。
式部さんは寛容なので許してくれたが、わたしだったら自分のうちの子を赤の他人に「うちの子」呼ばわりされたらガチ切れすると思う。すみません。
今でも、飼い主は式部さんだと思っているので、やっぱり「わたしのねこ」というよりは「わたしが正式にねこの奴隷として採用された」「ケイティの家の片隅に間借りさせてもらっている」みたいな気分なんですが。

引っ越しにあたって一番心配だったのは、やっぱりケイティのストレスです。
というか、猫飼いなら普通に止めるところかと思います。病気の猫の住処を変えるなんて正気の沙汰とは思えない。

ただケイティは家よりも人に懐くタイプの子らしく、前にも一度引っ越しがあったんですが、その時はケロッとしていた。
式部さんも「ケイティは大丈夫じゃない?」と言っていたので、迷いましたし話し合いましたが、そのうえで決行に踏み切りました。

そして引っ越しの日が来た。
お互い仕事等の時間の都合上と、引っ越し作業の都合上(同じ日にいっぺんに二人分の荷物を入れるのは難しいので)、わたしの方が一足先に入居。
そのまま体調を崩しろくに荷ほどきもできないまま寝込んだんですがそれはまた別の話…(ブログにちょっと書いたっけ)。
胃腸を壊してベッドに寝ていることもままならずトイレの前の廊下で寝ながら日々を過ごし、どうにもならんので母親にSOSを出し共同スペースの片づけだけやってもらって、式部さんの引っ越し作業を待つ。
式部さんの引っ越しの数日前に、ケイティだけ新居にやってきました。
引っ越しの日はどうしてもばたばたするので、ケイティは当日移動ではなく、数日間新しい家で馴染ませる形です。

式部さんがいないので、ケイティは寂しがってよく鳴いた。
わたしはもうひたすらケイティをだっこして、撫でて、撫でまくって、式部さんが早く越してくるのを待った。

数日後、式部さんの転居も無事終わり、ケイティは新しいおうちを興味深そうに歩き回り、匂いを嗅いで、まあまあ落ち着いた様子だった。
健康状態も変わりなし。
この頃には、もう手術前とほぼ変わらない感じに見えた。

数週間、片づけや、新しい家の設備を充実させるため、住みやすくするための作業に追われる。
追われるってほど逼迫してたわけじゃないけど、人間二人は環境が変わったことで何となく落ち着かない気分で過ごしていたと思う。

そして転居直後しばらくはのんびりしていたように見えたケイティが、急にくりかえし嘔吐するようになった。
もともとよく吐く子で、毛繕いしては吐き、ごはんを一気に食べ過ぎては吐き、人間が出掛けてひとりぼっちになった抗議で吐き、何かよくわからないけどとりあえず吐き、みたいな感じではあったが、それにしても吐く回数が多すぎる。
消耗が激しいので病院に連れていくが、原因わからず。
たぶんやっぱり、ストレスだったんだと思う。

わたしが一緒に暮らしたい、引っ越したいなんて言ったから、ケイティを大変な目に遭わせてしまった。
元気がなくなって、ぐったり横たわる時間が増えた。
またごはんを食べなくなった。
ちゃんと食べるようになってくれた療養食カリカリも、ちょっと贅沢なモンプチも、これさえあればという感じだったちゅ〜るにも、見向きもしない。
吐き気止めの薬を上げても薬を吐き出してしまう。

どうしよう、と半泣きで調べて、「鶏のささみのゆで汁がいいらしい」ということで、早速ささみを買ってきて茹でる。
数日、ねこはまたほとんど何も口にしていない。
ささみなら、ねこが食べなかった場合に人間が食べればすむし、と思いながらも、でもやっぱり食べてほしい。
祈るような気持ちでささみのゆで汁をあげてみる。


めっちゃ飲む。


この数日何だったんだってくらいすごくいっぱい飲む。


ど、どういうことだ…と思いながら、ためしにささみ本体をほぐしてあげてみる。


めっちゃ食べる。


そうか、
おまえ、


好き嫌いか。


前の日記に書いた焼きささみとか、

ケイティはあんまり食べなかったと思う。
だからおやつでささみは買ってこなかったんだけど、人間のささみよりはいいのかも知れないと思って、猫用のささみを買ってくる。


食べる。とても食べる。そうかそうか! また好き嫌いか!!!

そういうわけで、ねこは今日に至るまで、カリカリにささみかちゅ〜るが載った状態じゃないと食べないグルメねこになりました…。
猫用かつおぶしや、スープなどとも織り交ぜて。
でもよっぽどお腹すいてる時はカリカリ単品で食べてるから、もう確実に好き嫌いだ。
しかもマグロ味がお気に召さないらしく、鶏かほたて味などしか食べない。
前はマグロ味大好きだった気がするんだけどなー。

食べてくれるなら何でもいいんだけど。
弱った姿をまた見てしまって人間の心も弱り、「ケイティが好きなものを食べて元気が出るなら」と、ちゅ〜るもささみも切らさないようにしている。
とはいえ、二時間にきっかり一度、「おなかがすいた!」と大騒ぎするたびにちゅ〜るかささみをあげる生活を三ヶ月以上も続けていたおかげで、ケイティは、体重が一キロ台になってしまってこれはもう駄目だろうと人間さめざめ鳴かせたケイティは、いま、肥満が懸念されています…。

形が、何というか、懐かしい。
米俵のようだ。
やせ細って腰のくびれが異常だったケイティ。
そのせいで骨盤が締まって便秘になり苦しんでいたケイティ。

今はとてもりっぱなものを出します。
食べて水飲んでだっこをせがんで散歩をせがんでトイレに入って、ケイティは毎日元気です。

本当にすっかりカリカリ単品ではごはんを食べなくなっていたのに、ここ数日、ささみすら食べてくれなくなった。
「もしや」
式部さんが病院に走る。
今までチキン味だった療養食をシーフード味に変える。

た、食べた−!!!!

ささみとかちゅ〜るとか載せなくても普通にカリカリだけもりもり食べてるー!!!
ささみの売れ行きが悪くなってきたので、そろそろ焼きかつおに変える頃合いかもしれませんね…。

これ書いてる間も、「おなかすいた」と怒りながらわたしの部屋にやってきた。
何でわたしこんな滅茶苦茶怒られてるんだろう…と思いながら、鳴くケイティに連れられ居間に行って、シーフード味のカリカリにちゅ〜るを盛ってみました。
今日もめっちゃ食べてる。
いいことだ。

そんな感じで、すっかり元気になったねこと、その奴隷にしていただいた人間の話でした。
去年は本当にしょっちゅうあぶない時期が続いたので、リアルタイムでブログには書けませんでしたが、もう大丈夫みたいなので、書いてみた。

最近猫の出てくる話を書きましたが、その話を思いついた時はケイティがすごく元気だったんです。

小説 Dear+ (ディアプラス) Vol.61 2016ハル 2016年 05 月号 特別付録 安西リカ「好きで、好きで」ミニドラマCD

小説 Dear+ (ディアプラス) Vol.61 2016ハル 2016年 05 月号 特別付録 安西リカ「好きで、好きで」ミニドラマCD

これに載ったやつ。

書いて、雑誌が出るまでの間に手術したり治療したりが始まった。
変なフラグを立ててしまっただろうかと、割と本気でずっと後悔してた。

でも書き下ろしを書く頃に、ケイティが元気になって、わたしの部屋のわたしのベッドでごろごろ寛いでたんですよ!
だからあの本のあとがきはあんな気持ち悪いんです、ごめん…。

かわいくしててね (ディアプラス文庫)

かわいくしててね (ディアプラス文庫)

これな。

作中出てきたドナとケイティは気質が全然違うので、ドナの方が普通の猫っぽく書いてあると思う。多分。ケイティ以外の猫の生態よく知らないのでわからんですが。
ちょうど本が出るというタイミングでケイティと暮らして、ケイティの話ばっかりtwitterとかで始めたので、本を読んでくださる人が読んでる時にわたしの気持ち悪い呟きを思い出して集中できなかったら申し訳ないなあ、と思って、一時期ねこ話を自重していた。
言うまでもなく垣内の猫の愛で方とわたしのそれは全然違いますので、気にしないでくださいね…。
垣内の方がだいぶ理性的だ。


ケイティのいる生活は本当にしあわせです。
毎日ねこの毛に顔を埋めて匂いを嗅いでいる。大人しく嗅がせてくれるからいいねこだ。
ねこはあんまり匂いしないのが寂しいですね。犬は犬の匂いがすごくする。

そんな感じで、もうずっとねこねこうるさいと思いますけど、許してください。

*1:日射病じゃなくて肺炎だったけど

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ねこの話をするとしよう(3)

eleki.hateblo.jp
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続き。

春に手術をして数日おきに病院に通い、初夏にはすっかり何も食べなくなって骨と皮だけになってしまったねこ。
わたしは相変わらず毎日ねこのところに通い詰めていました。
通うったって、ねこは人の気配を嫌がってすみっこに隠れているので、様子を見るわけでも看病するわけでもないんですが。
(しかしユニットバスにいるので、トイレを借りる時は姿が見られた)

相変わらず呼びかけても鳴いてくれないし目も合わせてくれない。
抗がん治療を続け、点滴自体もだけど、病院に通うことがどうしてもケイティのストレスになってしまう。

ケイティは弱り続けていたけれど、複数の病気を持っている割に、検査をしてみるとそれぞれの数値は不思議と悪くなりませんでした。
「多分、いろんなバランスが取れて症状が落ち着いているんだと思う」
と先生が言っていた。
何となく自分の父のことを思い出した。わたしの父も数年前に癌で亡くなっているんですが、危篤で「あと数日」と言われてから結構長く生き延びました。
体内出血が始まったら終わりだと医者に言われてたんだけど、腫瘍が血管を塞いでしまってるおかげで、出血せずにすんでいると。
状況は最悪なのに、妙なバランスで切り抜けていた。

その辺のバランスは知識や経験でどうにかなるものでもなくて、本当にタイミングというか自然任せのものらしい。
だからケイティの治療の順番に先生がものすごく頭を悩ませていた。今せっかくバランスよく保たれているものが、どれかを治療してそれが良くなっても、別の病気が極端に悪くなったら、一気に駄目になってしまうかもしれない。
治療の方針について、先生から説明を受けて「飼い主さんの考えにもよるので、決めてほしい」と言われたんですが、全部先生にお任せしてしまった。
(いやこの時点でわたしはケイティの飼い主でも何でもなかったんだが)

前も書いたけど先生はすごく勉強熱心で、新しい治療についても調べているようだし、「信頼しているので先生の思ったとおりにしてください」という形で式部さんと意見の一致をみた。
そう言われて、先生は多分余計頭を悩ませたと思いますが。申し訳ない。

抗がん剤の点滴がやはりものすごく負担になるらしくて、どうしようかという話をしている時に、新しい治療薬の話が出てきた。
点滴ではなく経口投与のお薬で、副作用も少ない画期的な薬が最近出てきたらしい。
抗がん剤のようにがん細胞以外も攻撃するのではなく、ピンポイントでがん細胞にだけ影響する薬だと言われた。
え、だったらそれをぜひ! 多少高かろうがぜひその薬をいただきたい! と色めきたつ式部さんとわたしでしたが、「でも実は製薬会社が評判を上げたいがために、あまり数を作らず『人気だから品薄です』という売り方をしていて、どうしても手に入らない」などと言う。

などと。
言いおる!!!

いや言いおった先生が悪いわけではない。しかし憤怒ですよ。
そんなおまえ<censored>みたいなことを、命を預かる会社がしてるんじゃないわ〜〜〜!
どこの業界でもそんなことばっかか〜〜〜〜〜!!!!!!
あれほど憤懣やるかたない気分になったのは<censored>の話以来だよ。

発注はするけどいつ手に入るかはわからない、ということで、プンプンしながらもその薬については一旦保留に。
でもどのみち抗がん剤の点滴については、止めた方がいいのではという話になった。
多分その時点で、先生は終わりに向けて考えていた。
多分もう、先がないから。なるべく嫌なことも痛いことも避けて、ケイティが一番楽なように、幸せに暮らせるようにしてあげたいよねと。
先生は元からずっとそう主張していて、例えば腎臓が悪いからとケイティの好きなものを制限するより、おいしいものを食べてのびのび暮らした方がケイティのためにいいからということを、「僕個人の考えですけど」と前置きしながら話していた。

わたしもそれに賛成でした。基本的に、人でも動物でも、無理な治療はせずに、最後はやりたいことをやって楽しく過ごすのが一番だなと思う。父の時も延命処置はしないという書類にサインした。
そこに至る前に、お医者さんが進める治療をしてからの話ですが。わたしは東洋医学とか人体そのものが持つ力とか偶然とか奇蹟とか割合信じてる方なんですが、同じくらい医学も信じている。*1

とにかくいろいろ話し合って、点滴をやめて、サプリに切り替えることにした。
病院にもあまり連れて来ない方がいいねという感じでまとまったんだけど、でもしょっちゅう具合は悪くなるし、水も飲んでくれないしで結局頻繁に通うことにはなったけど。
抗がん剤をやめてしばらくして、段々、ねこの体に力が入るようになってきた。
人間と目を合わせて、甘えるようにもなってきた。
怖いくらいもろもろ抜けていた毛も、ほとんど抜けなくなった。

念のために書いておくけど、抗がん剤に副作用があるのは今のところ当然なので、抗がん剤が悪かったとか抗がん剤を打たない方がいいとかいう話ではないです。
合う子と合わない子がいて、体の状態によって効果のあるなし、副作用の出方も違うというのはきちんと説明を受けて、それで治療することを決めた。
たまたまケイティには合わなかったけど、治療を受ける子によっては効果があるだろうし、そこはケースバイケースで方針を決めればいいことなので、今回はたまたまこうでしたという記録です。

二ヶ月くらい、サプリと通院で過ごした。
猫のことであたまがおか…猫について詳しいS原T子先生(もう伏せる意味はない気がする)から教えてもらったクリスピーキッスを食べてくれましたよ!

モンプチ クリスピーキッス バラエティパック 贅沢シリーズ 90g

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これの食いつきがとてもよかった。
ちゅ〜るも、指にちょっと載せてあげると、ぺろぺろ舐めるようになった。
腎臓の療養食にはさっぱり見向きもしませんが、いいです、何も食べてなかったのに、何かを食べてくれるようになったので充分です。
ちょっとずつちょっとずつごはんを食べて、お水も飲むようになって…でもまた、食べない時がくる。
せっかく食欲が戻ってきてくれたと思ったのに、急にまたどうしても食べてくれなくなって、困った、どうしよう、とさらに新しいおやつを買ってあげてみたら、

食べた。

そうか。
おまえ、まぐろ味に飽きたんだな…。
チキン味にしたら食べたな…。

「好き嫌いかよ!」
日頃温厚な式部さんが大きく声に出してそう叫んでいた姿が生々しく思い出されます。
具合が悪いんじゃなくて単なる好き嫌いだったので、好きな味にしたらさらに食欲が回復しました。
でも、好みでごはんを選べるくらいには、元気になってきたのだ。そう思うと嬉しかった。

そして嬉しいことがもうひとつ。
上に書いた、新しい治療薬が、やっと入荷しました。
先生はすごく正直に「間に合ったねえ」と言っていた。
間に合わなくても不思議じゃない状況だったんだな、と、わかっていたけど、しみじみする。
それにしても製薬会社の売り方については許さんぞ。

ともあれ、サプリから、その薬に切り替え、苦労しながら式部さんがねこに飲ませていた。
いやあ本当に、今でも大変そうです。
ケイティはとてもお利口なので、飲んだふりをする。飲んだふりで、あとでそっとその辺にペッと吐き出す。
人間がどうにか口に薬を放り込んでも、ねこは意地でも飲まぬと目を剝きながら拒否してしまう。
どんな薬もおいしくはないんだろうけど、この薬はとりわけまずいらしい。
この薬だけではなく甲状腺や腎臓の薬も飲ませなければならないので、全部飲ませるのは本当に大変だ(式部さんが)。

毎日攻防して、時々は失敗しつつ、何とか薬を飲ませていってた(式部さんが)。
こつこつ続けるうちに、ケイティはゆっくり体力も回復していったようです。薬を拒否して式部さんの頬を押す腕の力強さも増していった。

秋になってもわたしは相変わらず毎日ケイティに会いに行っていた。
もともとだっこが好きなねこでしたが、病気になってからまったく求めなくなっていたのが、秋頃にはしょっちゅう「抱き上げろ」と要求してわたしの体によじ登るようにもなっていました。
嬉しかったー。嬉しかったよー。

夏の終わりくらいまでは、その時がきたら見守りたいという気持ちで通っていたけれど、ケイティが元気になっていくと、少しでもこのねこと一緒にいたいという一心で通い詰めていた。

ケイティの病気がわかる前に、同人誌即売会でプチオンリーをわたしと式部さんで秋に主催することになってて、割とずっと冷や冷やしてたんですが、それも無事終わりました。
開催直前の作業追い込みの時に、式部さんまで肺炎で倒れた時には本当にどうなるんだよと思いましたが、どうにか切り抜けました。
ねこも人間もよぼよぼしながらも、春先からの長い長い2016年が過ぎてゆきました。


あともうちょっとだけ続く。

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ランチョンマットの上で寝るゆうべの悪いねこ。
写真ボケとるがな。

*1:医者の九割九分については信用してないが。信頼に足る医者に出会える確率が低すぎるので医者個人を信用しないことが多いけど、専門家が研究してきた知識については信用してる

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