最近買ったまんが

hontoで買ったんですが、18禁版というのがあったのでそっちを買ってみた。
年齢制限ついてる方が消しが少ないとかなのかな? そうだよね? わたし間違ってないよね。
最近は電子書籍がそういう感じになってるんだなと妙に感心した。
大変よいご本でした…!
エイトがアホじゃないのにアホ美人のうえに男らしくてよかった。
あと右拳と左久良がいちゃいちゃしてるのを見て声も出ないほど興奮している様子がなんかすごい好き。
モブおじさんになりたい。付き合う前だったらモブおじさんが乱入するのも見たかった。左久良が怒って世界が終わるから駄目か。

最近のBLのエロで、割と男性向け寄りのものが増えてきた気がするので嬉しい。いや最近っていうか割とっていうか結構前からそうだろうけど。
同人誌でも構図とか台詞が男性向けっぽいのをよく目にするようになって、そういうエロ本が好きな身としては大変幸福なことである。
センチメンタルボーイズラブを読みたい時と、赤ちゃん♥できちゃう♥系のBLを読みたい時がある。センチメンタル赤ちゃん♥できちゃう♥BLもいいです。
わたしすごい乳首好きなんだなって最近すごく思いました…。
よい乳首まんががあったら教えてください。
 

今ドライの途中までコツコツ読んでる。
アニメの最初のstay night→zero→UBWと順調に視聴していって、雪下の誓いがタイミングよければ観られるかなあ、ということで予習。
FGOのイベントでイリヤコラボはやってたんだけど、話は全然わからなかったので(そもそも本編と違う話みたいんだったので)いろいろわかっておもしろかった。
小説も色々買ってるので読むの楽しみです。
順番がよくわからんけどそもそも順番とかないっぽいので(そうなの?)適当に読んでいく。
マーリンチャレンジ爆死しました。一人いるからよい。

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ねこの話をするとしよう(4)

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寝てる写真が多いのは、ケイティは写真が嫌いみたいで起きてる時に携帯電話を向けると逃げてしまうからです。


そういうわけで、ケイティの病気、日頃頑丈な式部さんの霍乱*1、プチオンリーの準備と割と怒濤の一年でしたが、わたしにとって厄介なことがもう一個ありました。
twitterやこの日記を読んでる方にはお馴染み、マンションの真下で行われていたコーヒー屋の焙煎問題です。
ちょうど手術入院した2014年に割と深刻に揉めていて、どうにか焙煎を中断してくれたと思ったら、2016年の秋になってしれっと再開しだした。
はっきりは書かなかったかもしれませんが、コーヒー屋は本当に同じマンションのわたしの部屋の下で行われていました。
うちが二階で、コーヒー屋が一階、一フロアに二部屋しかないマンションなので、逃げ場がない。
あれだけ揉めたのに何の連絡もなく焙煎を再開したコーヒー屋に、その報告もしてこなかった仲介業者に、ああ世の中自分のことしか考えないちょっと頭のアレな方が勝つんだな、戦ってもこっちが消耗するだけだなと悟って、引っ越しを決意した。

野焼きをしてるような臭いで充満していた当時の部屋は、ケイティの家まで徒歩4分くらいでした。
その前は徒歩30秒のところに住んでいたので、「あっ、ケイティに会いたい、今すぐケイティに会わねば死ぬ!!」と思った時に、4分のタイムラグがあるのがしんどかった。
4分くらいいいだろうと思われる気もするんですが、30秒だと夜陰に紛れてパジャマにコート着て移動とかもできたけど、4分だとそうもいかない。
いや30秒だって外にパジャマはやめろという話かもしれんが。

引っ越し先がうまく見つかるかはわからなかった。
ちょうど周辺の開発が始まっていて、新しいマンションがバンバン建っている時期で(そのためにわたしも前の前のマンションを追い出された)、ケイティの家の近くにうまく部屋が見つけられるかかなり不安だった。
わたしはもう本当に、とにかくケイティと少しでも長く一緒にいて、何かあった時にすぐに飛んでいける体制を作りたかった。

というわけで、式部さんに土下座しました。
ケイティと一緒に暮らさせてください。
ねこと暮らせる広い部屋に、一緒に引っ越してください、と。

などという事情を経て、わたしは今、ケイティと一緒に暮らしているのです。
朝も昼も夜も、同じおうちの中にケイティがいるのです。

寝ても醒めてもねこが一緒で、このうえない幸せです。
離れて暮らしていた頃も、勝手に「うちの子天使」とかいってケイティの写真を公開してましたけど、本当は今まで、全然「うちの子」ではなかったのです。
式部さんは寛容なので許してくれたが、わたしだったら自分のうちの子を赤の他人に「うちの子」呼ばわりされたらガチ切れすると思う。すみません。
今でも、飼い主は式部さんだと思っているので、やっぱり「わたしのねこ」というよりは「わたしが正式にねこの奴隷として採用された」「ケイティの家の片隅に間借りさせてもらっている」みたいな気分なんですが。

引っ越しにあたって一番心配だったのは、やっぱりケイティのストレスです。
というか、猫飼いなら普通に止めるところかと思います。病気の猫の住処を変えるなんて正気の沙汰とは思えない。

ただケイティは家よりも人に懐くタイプの子らしく、前にも一度引っ越しがあったんですが、その時はケロッとしていた。
式部さんも「ケイティは大丈夫じゃない?」と言っていたので、迷いましたし話し合いましたが、そのうえで決行に踏み切りました。

そして引っ越しの日が来た。
お互い仕事等の時間の都合上と、引っ越し作業の都合上(同じ日にいっぺんに二人分の荷物を入れるのは難しいので)、わたしの方が一足先に入居。
そのまま体調を崩しろくに荷ほどきもできないまま寝込んだんですがそれはまた別の話…(ブログにちょっと書いたっけ)。
胃腸を壊してベッドに寝ていることもままならずトイレの前の廊下で寝ながら日々を過ごし、どうにもならんので母親にSOSを出し共同スペースの片づけだけやってもらって、式部さんの引っ越し作業を待つ。
式部さんの引っ越しの数日前に、ケイティだけ新居にやってきました。
引っ越しの日はどうしてもばたばたするので、ケイティは当日移動ではなく、数日間新しい家で馴染ませる形です。

式部さんがいないので、ケイティは寂しがってよく鳴いた。
わたしはもうひたすらケイティをだっこして、撫でて、撫でまくって、式部さんが早く越してくるのを待った。

数日後、式部さんの転居も無事終わり、ケイティは新しいおうちを興味深そうに歩き回り、匂いを嗅いで、まあまあ落ち着いた様子だった。
健康状態も変わりなし。
この頃には、もう手術前とほぼ変わらない感じに見えた。

数週間、片づけや、新しい家の設備を充実させるため、住みやすくするための作業に追われる。
追われるってほど逼迫してたわけじゃないけど、人間二人は環境が変わったことで何となく落ち着かない気分で過ごしていたと思う。

そして転居直後しばらくはのんびりしていたように見えたケイティが、急にくりかえし嘔吐するようになった。
もともとよく吐く子で、毛繕いしては吐き、ごはんを一気に食べ過ぎては吐き、人間が出掛けてひとりぼっちになった抗議で吐き、何かよくわからないけどとりあえず吐き、みたいな感じではあったが、それにしても吐く回数が多すぎる。
消耗が激しいので病院に連れていくが、原因わからず。
たぶんやっぱり、ストレスだったんだと思う。

わたしが一緒に暮らしたい、引っ越したいなんて言ったから、ケイティを大変な目に遭わせてしまった。
元気がなくなって、ぐったり横たわる時間が増えた。
またごはんを食べなくなった。
ちゃんと食べるようになってくれた療養食カリカリも、ちょっと贅沢なモンプチも、これさえあればという感じだったちゅ〜るにも、見向きもしない。
吐き気止めの薬を上げても薬を吐き出してしまう。

どうしよう、と半泣きで調べて、「鶏のささみのゆで汁がいいらしい」ということで、早速ささみを買ってきて茹でる。
数日、ねこはまたほとんど何も口にしていない。
ささみなら、ねこが食べなかった場合に人間が食べればすむし、と思いながらも、でもやっぱり食べてほしい。
祈るような気持ちでささみのゆで汁をあげてみる。


めっちゃ飲む。


この数日何だったんだってくらいすごくいっぱい飲む。


ど、どういうことだ…と思いながら、ためしにささみ本体をほぐしてあげてみる。


めっちゃ食べる。


そうか、
おまえ、


好き嫌いか。


前の日記に書いた焼きささみとか、

ケイティはあんまり食べなかったと思う。
だからおやつでささみは買ってこなかったんだけど、人間のささみよりはいいのかも知れないと思って、猫用のささみを買ってくる。


食べる。とても食べる。そうかそうか! また好き嫌いか!!!

そういうわけで、ねこは今日に至るまで、カリカリにささみかちゅ〜るが載った状態じゃないと食べないグルメねこになりました…。
猫用かつおぶしや、スープなどとも織り交ぜて。
でもよっぽどお腹すいてる時はカリカリ単品で食べてるから、もう確実に好き嫌いだ。
しかもマグロ味がお気に召さないらしく、鶏かほたて味などしか食べない。
前はマグロ味大好きだった気がするんだけどなー。

食べてくれるなら何でもいいんだけど。
弱った姿をまた見てしまって人間の心も弱り、「ケイティが好きなものを食べて元気が出るなら」と、ちゅ〜るもささみも切らさないようにしている。
とはいえ、二時間にきっかり一度、「おなかがすいた!」と大騒ぎするたびにちゅ〜るかささみをあげる生活を三ヶ月以上も続けていたおかげで、ケイティは、体重が一キロ台になってしまってこれはもう駄目だろうと人間さめざめ鳴かせたケイティは、いま、肥満が懸念されています…。

形が、何というか、懐かしい。
米俵のようだ。
やせ細って腰のくびれが異常だったケイティ。
そのせいで骨盤が締まって便秘になり苦しんでいたケイティ。

今はとてもりっぱなものを出します。
食べて水飲んでだっこをせがんで散歩をせがんでトイレに入って、ケイティは毎日元気です。

本当にすっかりカリカリ単品ではごはんを食べなくなっていたのに、ここ数日、ささみすら食べてくれなくなった。
「もしや」
式部さんが病院に走る。
今までチキン味だった療養食をシーフード味に変える。

た、食べた−!!!!

ささみとかちゅ〜るとか載せなくても普通にカリカリだけもりもり食べてるー!!!
ささみの売れ行きが悪くなってきたので、そろそろ焼きかつおに変える頃合いかもしれませんね…。

これ書いてる間も、「おなかすいた」と怒りながらわたしの部屋にやってきた。
何でわたしこんな滅茶苦茶怒られてるんだろう…と思いながら、鳴くケイティに連れられ居間に行って、シーフード味のカリカリにちゅ〜るを盛ってみました。
今日もめっちゃ食べてる。
いいことだ。

そんな感じで、すっかり元気になったねこと、その奴隷にしていただいた人間の話でした。
去年は本当にしょっちゅうあぶない時期が続いたので、リアルタイムでブログには書けませんでしたが、もう大丈夫みたいなので、書いてみた。

最近猫の出てくる話を書きましたが、その話を思いついた時はケイティがすごく元気だったんです。

小説 Dear+ (ディアプラス) Vol.61 2016ハル 2016年 05 月号 特別付録 安西リカ「好きで、好きで」ミニドラマCD

小説 Dear+ (ディアプラス) Vol.61 2016ハル 2016年 05 月号 特別付録 安西リカ「好きで、好きで」ミニドラマCD

これに載ったやつ。

書いて、雑誌が出るまでの間に手術したり治療したりが始まった。
変なフラグを立ててしまっただろうかと、割と本気でずっと後悔してた。

でも書き下ろしを書く頃に、ケイティが元気になって、わたしの部屋のわたしのベッドでごろごろ寛いでたんですよ!
だからあの本のあとがきはあんな気持ち悪いんです、ごめん…。

かわいくしててね (ディアプラス文庫)

かわいくしててね (ディアプラス文庫)

これな。

作中出てきたドナとケイティは気質が全然違うので、ドナの方が普通の猫っぽく書いてあると思う。多分。ケイティ以外の猫の生態よく知らないのでわからんですが。
ちょうど本が出るというタイミングでケイティと暮らして、ケイティの話ばっかりtwitterとかで始めたので、本を読んでくださる人が読んでる時にわたしの気持ち悪い呟きを思い出して集中できなかったら申し訳ないなあ、と思って、一時期ねこ話を自重していた。
言うまでもなく垣内の猫の愛で方とわたしのそれは全然違いますので、気にしないでくださいね…。
垣内の方がだいぶ理性的だ。


ケイティのいる生活は本当にしあわせです。
毎日ねこの毛に顔を埋めて匂いを嗅いでいる。大人しく嗅がせてくれるからいいねこだ。
ねこはあんまり匂いしないのが寂しいですね。犬は犬の匂いがすごくする。

そんな感じで、もうずっとねこねこうるさいと思いますけど、許してください。

*1:日射病じゃなくて肺炎だったけど

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ねこの話をするとしよう(3)

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続き。

春に手術をして数日おきに病院に通い、初夏にはすっかり何も食べなくなって骨と皮だけになってしまったねこ。
わたしは相変わらず毎日ねこのところに通い詰めていました。
通うったって、ねこは人の気配を嫌がってすみっこに隠れているので、様子を見るわけでも看病するわけでもないんですが。
(しかしユニットバスにいるので、トイレを借りる時は姿が見られた)

相変わらず呼びかけても鳴いてくれないし目も合わせてくれない。
抗がん治療を続け、点滴自体もだけど、病院に通うことがどうしてもケイティのストレスになってしまう。

ケイティは弱り続けていたけれど、複数の病気を持っている割に、検査をしてみるとそれぞれの数値は不思議と悪くなりませんでした。
「多分、いろんなバランスが取れて症状が落ち着いているんだと思う」
と先生が言っていた。
何となく自分の父のことを思い出した。わたしの父も数年前に癌で亡くなっているんですが、危篤で「あと数日」と言われてから結構長く生き延びました。
体内出血が始まったら終わりだと医者に言われてたんだけど、腫瘍が血管を塞いでしまってるおかげで、出血せずにすんでいると。
状況は最悪なのに、妙なバランスで切り抜けていた。

その辺のバランスは知識や経験でどうにかなるものでもなくて、本当にタイミングというか自然任せのものらしい。
だからケイティの治療の順番に先生がものすごく頭を悩ませていた。今せっかくバランスよく保たれているものが、どれかを治療してそれが良くなっても、別の病気が極端に悪くなったら、一気に駄目になってしまうかもしれない。
治療の方針について、先生から説明を受けて「飼い主さんの考えにもよるので、決めてほしい」と言われたんですが、全部先生にお任せしてしまった。
(いやこの時点でわたしはケイティの飼い主でも何でもなかったんだが)

前も書いたけど先生はすごく勉強熱心で、新しい治療についても調べているようだし、「信頼しているので先生の思ったとおりにしてください」という形で式部さんと意見の一致をみた。
そう言われて、先生は多分余計頭を悩ませたと思いますが。申し訳ない。

抗がん剤の点滴がやはりものすごく負担になるらしくて、どうしようかという話をしている時に、新しい治療薬の話が出てきた。
点滴ではなく経口投与のお薬で、副作用も少ない画期的な薬が最近出てきたらしい。
抗がん剤のようにがん細胞以外も攻撃するのではなく、ピンポイントでがん細胞にだけ影響する薬だと言われた。
え、だったらそれをぜひ! 多少高かろうがぜひその薬をいただきたい! と色めきたつ式部さんとわたしでしたが、「でも実は製薬会社が評判を上げたいがために、あまり数を作らず『人気だから品薄です』という売り方をしていて、どうしても手に入らない」などと言う。

などと。
言いおる!!!

いや言いおった先生が悪いわけではない。しかし憤怒ですよ。
そんなおまえ<censored>みたいなことを、命を預かる会社がしてるんじゃないわ〜〜〜!
どこの業界でもそんなことばっかか〜〜〜〜〜!!!!!!
あれほど憤懣やるかたない気分になったのは<censored>の話以来だよ。

発注はするけどいつ手に入るかはわからない、ということで、プンプンしながらもその薬については一旦保留に。
でもどのみち抗がん剤の点滴については、止めた方がいいのではという話になった。
多分その時点で、先生は終わりに向けて考えていた。
多分もう、先がないから。なるべく嫌なことも痛いことも避けて、ケイティが一番楽なように、幸せに暮らせるようにしてあげたいよねと。
先生は元からずっとそう主張していて、例えば腎臓が悪いからとケイティの好きなものを制限するより、おいしいものを食べてのびのび暮らした方がケイティのためにいいからということを、「僕個人の考えですけど」と前置きしながら話していた。

わたしもそれに賛成でした。基本的に、人でも動物でも、無理な治療はせずに、最後はやりたいことをやって楽しく過ごすのが一番だなと思う。父の時も延命処置はしないという書類にサインした。
そこに至る前に、お医者さんが進める治療をしてからの話ですが。わたしは東洋医学とか人体そのものが持つ力とか偶然とか奇蹟とか割合信じてる方なんですが、同じくらい医学も信じている。*1

とにかくいろいろ話し合って、点滴をやめて、サプリに切り替えることにした。
病院にもあまり連れて来ない方がいいねという感じでまとまったんだけど、でもしょっちゅう具合は悪くなるし、水も飲んでくれないしで結局頻繁に通うことにはなったけど。
抗がん剤をやめてしばらくして、段々、ねこの体に力が入るようになってきた。
人間と目を合わせて、甘えるようにもなってきた。
怖いくらいもろもろ抜けていた毛も、ほとんど抜けなくなった。

念のために書いておくけど、抗がん剤に副作用があるのは今のところ当然なので、抗がん剤が悪かったとか抗がん剤を打たない方がいいとかいう話ではないです。
合う子と合わない子がいて、体の状態によって効果のあるなし、副作用の出方も違うというのはきちんと説明を受けて、それで治療することを決めた。
たまたまケイティには合わなかったけど、治療を受ける子によっては効果があるだろうし、そこはケースバイケースで方針を決めればいいことなので、今回はたまたまこうでしたという記録です。

二ヶ月くらい、サプリと通院で過ごした。
猫のことであたまがおか…猫について詳しいS原T子先生(もう伏せる意味はない気がする)から教えてもらったクリスピーキッスを食べてくれましたよ!

モンプチ クリスピーキッス バラエティパック 贅沢シリーズ 90g

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これの食いつきがとてもよかった。
ちゅ〜るも、指にちょっと載せてあげると、ぺろぺろ舐めるようになった。
腎臓の療養食にはさっぱり見向きもしませんが、いいです、何も食べてなかったのに、何かを食べてくれるようになったので充分です。
ちょっとずつちょっとずつごはんを食べて、お水も飲むようになって…でもまた、食べない時がくる。
せっかく食欲が戻ってきてくれたと思ったのに、急にまたどうしても食べてくれなくなって、困った、どうしよう、とさらに新しいおやつを買ってあげてみたら、

食べた。

そうか。
おまえ、まぐろ味に飽きたんだな…。
チキン味にしたら食べたな…。

「好き嫌いかよ!」
日頃温厚な式部さんが大きく声に出してそう叫んでいた姿が生々しく思い出されます。
具合が悪いんじゃなくて単なる好き嫌いだったので、好きな味にしたらさらに食欲が回復しました。
でも、好みでごはんを選べるくらいには、元気になってきたのだ。そう思うと嬉しかった。

そして嬉しいことがもうひとつ。
上に書いた、新しい治療薬が、やっと入荷しました。
先生はすごく正直に「間に合ったねえ」と言っていた。
間に合わなくても不思議じゃない状況だったんだな、と、わかっていたけど、しみじみする。
それにしても製薬会社の売り方については許さんぞ。

ともあれ、サプリから、その薬に切り替え、苦労しながら式部さんがねこに飲ませていた。
いやあ本当に、今でも大変そうです。
ケイティはとてもお利口なので、飲んだふりをする。飲んだふりで、あとでそっとその辺にペッと吐き出す。
人間がどうにか口に薬を放り込んでも、ねこは意地でも飲まぬと目を剝きながら拒否してしまう。
どんな薬もおいしくはないんだろうけど、この薬はとりわけまずいらしい。
この薬だけではなく甲状腺や腎臓の薬も飲ませなければならないので、全部飲ませるのは本当に大変だ(式部さんが)。

毎日攻防して、時々は失敗しつつ、何とか薬を飲ませていってた(式部さんが)。
こつこつ続けるうちに、ケイティはゆっくり体力も回復していったようです。薬を拒否して式部さんの頬を押す腕の力強さも増していった。

秋になってもわたしは相変わらず毎日ケイティに会いに行っていた。
もともとだっこが好きなねこでしたが、病気になってからまったく求めなくなっていたのが、秋頃にはしょっちゅう「抱き上げろ」と要求してわたしの体によじ登るようにもなっていました。
嬉しかったー。嬉しかったよー。

夏の終わりくらいまでは、その時がきたら見守りたいという気持ちで通っていたけれど、ケイティが元気になっていくと、少しでもこのねこと一緒にいたいという一心で通い詰めていた。

ケイティの病気がわかる前に、同人誌即売会でプチオンリーをわたしと式部さんで秋に主催することになってて、割とずっと冷や冷やしてたんですが、それも無事終わりました。
開催直前の作業追い込みの時に、式部さんまで肺炎で倒れた時には本当にどうなるんだよと思いましたが、どうにか切り抜けました。
ねこも人間もよぼよぼしながらも、春先からの長い長い2016年が過ぎてゆきました。


あともうちょっとだけ続く。

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ランチョンマットの上で寝るゆうべの悪いねこ。
写真ボケとるがな。

*1:医者の九割九分については信用してないが。信頼に足る医者に出会える確率が低すぎるので医者個人を信用しないことが多いけど、専門家が研究してきた知識については信用してる

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ねこの話をするとしよう(2)

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続き。

犬とインコとハムスターは飼っていたけど猫は飼ったことがなかった。
ただ周りで飼ってた人は結構いたし、実家のお隣の家が猫を放し飼いしていたので、触れ合う機会は結構あった。

いやあんまりなかった。なぜなら猫とは、人にあまり近づかないから。
隣のタマ(本当にタマっていう名前だった)は外飼いだったので道路でたまに遭遇して、この子は結構人懐こかったけど、地面にぼてんと横たわって「なでろ」と無言で命令し、ちょっと撫でると満足して「もうよい」とどこかにいってしまう感じだった。
友達の猫も、やっぱり外飼いで(太古の田舎の話です)遊びに行っても滅多に姿を見ることもなかった。
室内飼いの猫でも、客が来ると嫌がって逃げてしまう場合ばっかりで、わたしの中で「猫=愛想がない」生き物となった。

この認識は今も変わらず、犬みたいに言うこと聞かないし、気紛れだし、やっぱり飼い主大好きな犬の方が可愛いなあと思う。
わたしはいろいろあった思春期に、エレキたち(実家の犬)のおかげで救われてたようなことがあり、あんまり真面目に書くと恥ずかしいけど、絶対に裏切らない、無性の愛が存在するのだとわからせてくれたエレキたちに心から感謝してるしわたしが死ぬまで愛してる。
あと見た目も犬が一番好きなんですよ。単純に好みの問題で。犬と他の動物が並んでても、絶対犬に目がいく。

ケイティは犬っぽい。
鳴き方も犬っぽいし、甘え方も犬っぽいし、変なねこです。
ときどき、これは猫の形をした犬なのでは…? と思うことがある。
前回も言いましたけど、そもそもは式部さんのねこなんです。式部さんのお友達が拾ってきて、式部さんが飼い始めたねこ。
犬がナンバーワンとはいえ動物全般が好きなので、ねこがきたよと言われた時、喜び勇んで会いにいきました。
仔猫が来たというので、うちの犬が産んだ子犬的なものを想像していた。小さくて、ピャーピャー鳴いて、ミルクしか飲まない、うごうごしてるもの。
でもケイティは拾われた時、もう結構大きくて、あと柄が変だったので(さびねこ見たの初めてだった)正直ちょっとガッカリした。

犬はこんなよ。余所様の子ですけどうちもこんな感じだった。

ヨークシャテリア赤ちゃん、生後1週間!

画像検索してもそこには天国しかない。
ヨークシャーテリア 赤ちゃん - Google 検索
あ〜〜〜〜〜犬かわいい! 犬最高! ヨーキーは本当に宝石みたい!

式部さんちに来て間もないケイティ。
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しかしこのねこがね、猫なのにとても、あまりにも、人懐こかったんです。
と言っても宅配の人や男性編集者などに対しては怯えて隠れるし、天敵のように嫌ってる相手もいるし、懐いてくれたのはわたしが式部さんちに入り浸りすぎていたせいもあるのだろう。
ねこはわたしの膝に乗り、だっこしろとせがみ、キャットタワーのてっぺんからわたしを踏み台にして飛び降り、たぶんもうお客ではなく自分の縄張りにある家具の一部くらいに思ってくれるようになった。
わたしの手を枕にして寝るねこの姿を見た時、ああもうこれはわたしが命を賭しても守らないとならない存在だ…と大宇宙の意思を受け取った。

変な柄の変なねこだなあ、と思っていた時期が嘘みたいに、いつの間にかわたしはケイティを愛し狂うようになっていました。
孫を溺愛するおばあちゃんみたいに、おもちゃやおやつを買い与えまくった。ねこベッドなどは大抵興味持ってくれずにごみになって式部さんが渋い顔になってたけど(ごめん)。
わたしがあんまりケイティに溺れているので、式部さんが「そのうちケイティがいなくなったら、わたしより渡海さんの方が発狂する」と心配するレベルになった。
(でも絶対そんなことないと思うけど。式部さんのダメージの方がでかいと思うよ…)

ケイティの病気がみつかったのは、わたしがそんな状態に成り果てた時でした。
飼い主でもないのに病院についていって、検査や治療を見守りました。別に何ができるわけでもないんだけど。式部さんは不安だから一緒に来てって言ってたけど、半分くらい、わたしの気持ちを慮ってくれてたんじゃないかと思ってる。

二度目の手術で乳腺を取ってから、癌治療が始まった。
抗がん剤を打つために病院にねこを連れていく。
点滴で薬を体に入れるんだけど、とても強い薬で、万が一漏れて肢に掛かった場合は切断しなくてはならない、と説明を受けた。
麻酔をすれば危険はないけど、麻酔自体が危険だからやりたくない、と先生は言った。

検査のために病院にねこを預けて、そのまま点滴。
麻酔はできない、暴れて針が抜けたり液漏れしてはいけない、というのでどうするのかなと思ったら、点滴の間中40分くらい先生がずっとケイティを抱え込んでくれてるらしい。ありがたい。

検査から治療が終わるまでは長い時間がかかるので、わたしと式部さんはお互い一度家に帰ってから、時間を置いてまた病院へ。入院した時もある。
迎えに行って、助手のお姉さんがケイティちゃんを連れてきますね、とケージのある部屋に向かうと、ケイティのものすごい絶叫が聞こえてくる。
「ケイティずっと怒ってましたよ」と先生に言われて、最初はものすごくびっくりした。
ケイティは温和すぎるほど温和で、まったく怒らない子だったんですよ。人間に対しては絶対に爪も牙も出さない。撫で回しても文句も言わないし、よく猫がやるという、「シャー」とか「カー」とかいう威嚇もしない。したのを見たことがない。
…はずだったけど。
いやあすごかった。ものすごかった。これどこの子? 本当にケイティ? というくらい毛を逆立てて怒り狂っていた。
何度か入院したけど、その間も夜中ずっと怒り続けていたらしい。
怒りまくって、採血の時も牙を剥き、暴れ回り、本当に驚いたけど、「ケイティ元気だな」と少しほっとした。

でも抗がん剤を入れるようになって何度目かを過ぎたあたりで、ケイティがあまりごはんを食べなくなった。
癌の他に、高齢の猫なので腎臓も弱っているうえに、甲状腺に異常があることもわかった。
水も飲んでくれない。
人と一緒にいることも嫌なのか、いつもなら人の姿が見えるところや、人の膝の上でゴロゴロしているねこが、ユニットバスに逃げ込んで、暗いところで蹲り、動かなくなった。
あんなに人間が大好きで甘ったれな子だったのに、わたしとも式部さんとも目を合わせてくれなくなった。
本当に変なねこで、じっと見つめると見つめ返して、こっちに近づいて、だっこをねだるような子だったのに。

カリカリを水でふやかして柔らかくしたり、すり鉢で細かくしても駄目だった。
このわたしが知る限り一番猫に関してあたまのおかしい(褒めてます)S原T子先生に相談して、これならば食べるかもというおいしいおやつを聞いて片っ端から与えたりしていた(砂H糖子先生ありがとうございます)。
カロリーの高い療養食をいろいろ買ってみたりもした。

それでもケイティの食事量はあっという間に減って、まったく何も口にしなくなり、当然やせ細っていって、毛が抜けるようになった。
検査の時に暴れることもなくなった。怒りはしてるけど、鳴き声にも繰り出す蹴りにも全然力がなかった。
体重は二キロを切った。もともと小柄な和猫なので、三キロを越えると肥満が心配されるくらいなんだけど、一キロ台になった時のやせ細りぶりは壮絶で、もうケイティの姿を見るのも辛かった。
とうとう体を丸める力もなくなったようで、身を投げ出すようにバスマットに転がり始めた。

たぶん、もう、だめだ。
呼吸も弱くなり目を開けることも少なくなったケイティを見て、ある夜、わたしと式部さんは覚悟を決めた。
たぶん、あと数日だろう。
二人でめそめそ泣いた。これじゃもうもたない。今晩のうちに静かに息を引き取っても不思議じゃない。何も食べないし、毛はごっそり抜けてるし、鳴きもしない。もう何日もケイティの声を聞いてない。
病院が嫌いみたいだから、治療もやめよう。ずっと家にいて、その時が来たらふたりで看取ろう。
去年の夏に、そう覚悟して、毎日薄氷を履む思いで暮らしていました。


それにしたって長いなこの日記。
世界一かわいいうちのねこは今日も元気です!!!!!

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体重は2.5キロを、こ、越え…。
ダイエット中である…。

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ねこの話をするとしよう(1)

なんかいまさらの記事になりますけどね。

ねこと一緒に暮らしはじめました、とtwitterやブログで書いた時、前から知ってる方のなかには、「おまえ前から猫飼ってたんじゃねえのか」と思われた向きもあるかと思います。

また、数人から指摘されましたが「ケイティにそっくりではないか」ということも言われました。
あるいは「ケイティが好きすぎてとうとうケイティそっくりな猫を飼い始めたのかと…」ということもやはり複数指摘されました。

まあ、ケイティなんですよ。
ケイティっていうのは、近所に住んでる友達がずっと大事にしてるネコチャンなんですよ。

わたしは実は、ねこそこまで好きじゃないんですよ。
嘘だろと思われるかもしれませんが。
どっちかって言えば犬の方がダントツに好きです。
犬と猫とどっちが好き? って聞かれたら迷わず犬を選びます。悩む要素がないレベルで犬一択です。
ただ、生き物の中ではケイティが好きなんです。
生きている生き物(日本語…)の中ではケイティが世界で一番好きです。

エレキ=ミミ=サンディ(実家で飼ってた犬たち)>ぺもた(ハムスター)>ぱみこ(ハムスター)>とり(種族ではなく名前)>ケイティ>犬>鳥>猫 みたいな感じです。
※こざくらインコを飼っていたんですが、名前が『とり』でした。三羽いたんですが三羽とも『とり』でした。

エレキ以下とりまでは、すでにいわゆる虹の橋を渡った存在です。
ケイティはまだわたしと同じ次元で生きているねこ。

そのねこがですね。
去年の2月、手術をしました。

ねこの病気の話になるので、ねこ飼いさんなどでしんどい人は読まない方がいいかもしれん。
ただ、結果を先に言うとtwitterやこのブログでしょっちゅう書いているとおり、ケイティは現在とても元気です。
元気すぎて毎日毎日よく食べ…最近は肥満の傾向があり…心配なくらいです…。

とはいえわたしが、自分の犬が病気だった時とか、いなくなってしまったあとは、記事を見るのすらすごくしんどいタイプだったので、ワンクッション置くね。
なお、病気がこのように治りましたとか、おすすめの治療法とかが出てくる実りある記事ではなく、いつもどおりのつらつら思ったことを書き連ねる、いかにわたしがケイティを愛しているかというただの日記だと申し添えておきます。


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ワンクッション用・ちいさい頃のケイティ(撮影・式部)
ガラケー時代だ…。

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